看板犬 シュシュ♪

今回は我が家の愛犬シュシュのお話をします。
シュシュは以前、一人暮らしのお婆さんに飼われていました。

しかしシュシュが9歳の時、飼い主のお婆さんが亡くなってしまい身寄りが無くなってしまいました。その後ペットホテルに預けられたりしていましたが、当時同居していた私の息子夫婦と相談しシュシュを我が家に迎え入れることにしました。直ぐに我が家にも慣れ元気に暮らしていました。
数年後、息子夫婦が独立し新居を構えたので、シュシュもそちらで暮らすことにしました。

シュシュは我が家に来た当初から心臓病を抱えていました。僧帽弁閉鎖不全症という病気です。

僧帽弁とは心臓の左心房と左心室を仕切る弁です。通常の血液の流れは左心房→左心室→大動脈→全身と一方通行に流れますが、僧帽弁の閉鎖不全が起こると血液が左心室から左心房へ逆流し全身に血液を十分に送り出せなくなります。逆流量が増えると心拡大が進行していきます。初期には無症状ですが、進行すると咳をしたり運動を嫌ったりの心不全症状が見られ、悪くすれば突然の心臓発作を起こし亡くなってしまうケースもあります。
高齢になった小型犬によく見られる病気で、特にマルチーズやキャバリアに多くみられ、最近ではチワワにも多く見られるようになりました。

そのためシュシュは毎日心臓病のお薬を飲んでいます。お薬で心臓の動きをサポートし、心不全症状を抑えています。お薬を飲み始めて6年ほどになりますが、その間2度、心発作で倒れたことがあります。その発作も何とか乗り越えることができ、今は元気に過ごしています。

僧帽弁閉鎖不全症は動物病院で診察の際、聴診器を当てると分かる病気です。ご心配の飼い主さんはお気軽にご相談ください。

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